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悪夢の館(SM小説)

ミディアムテイストの被虐小説をアップしていきます。 それでは・・・淫靡な妄想の世界におつきあいください・・・・

The Sweet Jewelry21

第6章 それぞれの調教


 車は山道を走っていた。何度もカーブを曲がる、その度に聡史が支えてくれる。
「もうすぐだよ・・・」
「うん・・・・」
 聡史に全てを預けよう。そう思ったとたん、すごく眠くなった。すごい緊張の連続、その緊張が解けた瞬間、わたしはいつの間にか眠りについていた。そして、さっき目覚めたばかりだった。きついカーブが私と聡史を密着させる。そして、聡史の方を振り向いてしまう。すくそこに聡史の顔。
「いいんだね・・・」
「・・・・・」
 聡史がやさしく唇を重ねる。小鳥のような幼いキス。その唇を通じた温かみを感じるように、ずっとわたしたちは唇を重ねていた。


 カーブが終わると、まっすぐな道に入ったのか揺れが少なくなる。
「そろそろだぞ・・・」
「みんなびっくりするよ。こんな美人の奴隷を連れて行ったら・・・・」
「そうだな・・・絶品だな・・・それに調教すればするほど色気が増してくるって感じだな。」
「うん、生まれつきのマゾかもしれないね。」
 わたしに対する評価・・・でもなにも言い返せない。もう、わたしには奴隷に落ちるしか道はないのだ。むこうについたらどんな調教がまっているの?いろいろ想像してしまう・・・そして考えただけで下半身に電流が走る。また、奥から熱いものが湧き出してくるのを感じていた。


「さあ・・ついたぞ・・・・」
 車が止まり、しばらくしてドアが開けられる。まだ空は明るい。時計も携帯もないけど、だいたい3時くらい・・・。まだ路面に陽だまりが見える。
「降りるんだ!」
 和馬がドアの外から顔を出す。
「えっ?」
 服も着てないのに、さっきのサービスエリアとは違う。このままで、旅館に入るの。そんな・・・変態だと思われる・・・。私の頭の中では、調教はお部屋でされるものと思っていた。わたしの想像なんてはるかに超えた羞恥・・・・シートにすわったままで顔を左右に振る。
「ほら、早くでるんだ・・・」
 鎖を引っ張る和馬。マスターが後ろから抱えるようにして私を押し出す。
「うそ・・・いやぁぁ・・・・」
 泣きながら表に出される。まわりには人はいない。でも、目の前には古い旅館があった。
「やだよ・・・いやだよ・・・・」
 髪の毛を振り乱すわたしを両側から男達が抱えるようにして入り口の方へ引きずっていく。中から和服の女の人が出てくる。
「あら・・・いらっしゃいませ・・・」
「あ・・・またお世話になります・・・」
 女の人はわたしの方へ目を移す。でも、ぜんぜん動揺したそぶりはない・・・。どうして?
「きれいなかたね・・・」
「えぇ・・・真性のマゾなんですよ・・・・」
「それにしてはお行儀がわるいわね・・・」
 いきなりその女はわたしの頬に平手を見舞った。ぱしっ・・・。取り乱していたわたしはいきなりの女の行動に静かになる。
「静かにしなさい!ここはねっ。山奥の温泉旅館なの。一番近いところに行こうとしても、車で30分はかかるわ・・・もう逆らうことはできないのよ・・・・あきらめなさい!」
 わたしは、彼女を見る。厳しい表情。野獣の調教師って鞭ひとつでどんな動物でもおとなしくさせるって言う。その調教師のように、平手ひとつでわたしを黙らせてしまう。じっと彼女をみることしかできない。
「うん・・・でもね・・・ここから帰るときはみんなこころからのマゾになってるの・・・」
 髪の毛を撫でながら、やさしく言う。もうさっきの厳しい表情じゃなくてすごくやさしい表情になる。わたしは涙が湧き出して止まらない。
「さすがぁ・・・女将さん・・・・いつみてもすごい・・・」
 ひとみの嬌声。
「女将にかかったら、どんな女もおとなしくなってしまうよ・・・」
 そして、その女将について私たちは旅館の入り口の階段を登りはじめた。


「俺らもいこうか?」
「えっ・・・・このままで?」
「うん・・・ここではそれがルールなんだ・・・奴隷の着衣は認められない・・・」
「聡史は平気なの・・・」
「うん・・・直美の恥ずかしがるのかわいいから・・・」
「やだぁ・・・」
「じゃあ・・・いくぞ・・・」
 聡史が先に車を降りる。そして、わたしがステップを降りようとした瞬間・・膝の裏に聡史の手が差し入れられる。それから・・・わたしの身体が浮き上がる。
「えっ?」
 反射的に聡史の首に手を回すわたし・・・お姫様だっこ・・・。そして、聡史の照れたような笑顔を下から見ながら動いていく。わりと背もふつうだし、華奢な感じの聡史・・・。でも、今40キロくらいある私を軽々と抱き上げる。その、力強さに胸がときめく感じがする。聡史の男の部分に触れた感じ・・・。わたしは彼の胸に顔を埋めるようにギュッと抱きついた。聡史はそのまま旅館の入り口に向かってふらつきもせずに歩き出した。
  1. 2006/06/30(金) 06:10:05|
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ONE NIGHT STORIES09


ジャー・・・・
水を流す音・・・。そしてドアを開ける。やっぱり、アソコは・・グチャグチャになってた。でも、下着の替えはもってないし、ウォシュレットのビデでよくアソコを洗った。でも、感じきったアソコは水流だけで逝きそうになってしまう。それに、なんでわたし・・あそこ洗ってるの?誰に見られるわけでもないのに・・・。でも・・・もうすぐ9時・・・・ここにいたら・・・みんなに恥ずかしいところ見られて・・・。考えただけで、あそこが痺れる。また、溢れてくるかも・・・。
 洗面所に行く・・・そこでは先に化粧を直している人。真由美さん・・・。
「あらっ・・・美佳さん・・・」
「真由美さん・・・・」
 わたしもポーチを取り出して、隣で化粧を直す・・・・
「そっちはどう?聖くんも来たみたいだし。想像どおりだった?」
「うん・・・・・」
 気の無い返事・・・。頭の中は大和さんのことでいっぱい。真由美さんが、リップを塗りながらクスって笑う。
「やっぱり・・・大和くん?」
「えっ・・・はい・・・・」
「正直ねっ・・・」
「・・・・」
 誘導尋問・・・簡単に引っかかってしまう。わたしは目元のメイクを直す。
「じゃあ・・・大和くんに気に入られるように魔法をかけようか・・・」
「えっ・・・・」
「そこ座って・・・」
 洗面所にある椅子を指差す。わたしはそこに座る。
「魔法って???」
「うん・・・メイク・・・」
 鏡越しにわたしの顔を真剣な表情で見つめる。
「真由美さんって・・スタイリストだと思ってた・・・メイクって・・・」
「うん、スタイリストだけど・・・トータルな意味で・・・メイクも人任せってわけにいかないの・・・」
 私の前髪をピンで止める。
「基本的にはいいんだけど・・・ちょっと目元きついね・・・メイクは人に見せるものなの・・だから・・・」
「うん・・・・」
「今日は大和くんに見せるんだよねっ・・・じゃあ・・・もう少し柔らかい感じがいいな・・・」
 真由美さんがアイラインを直していく。小刻みにペン先を動かす。
「少し垂れ目ぎみの方がいいよ・・・それから黒目の部分は濃くして・・・目が大きく見えるの」
 手際よくわたしのメイクを直していく。
「シャドーはすこし塗ったあとぼかすの・・・」
 筆で唇を直すと・・・鏡を見て微笑む真由美さん。
「うん・・・よくなったと思わない・・・」
 髪の毛のピンをはずす、そして手櫛で髪の毛を整える。鏡に映るわたし。さっきと全然ちがう、ちょっと直しただけなのに雑誌のモデルみたいに明るい表情になっている。これが、真由美さんの魔法・・・すごい・・・あらためて尊敬・・・・。
「ありがとうございます・・・」
「ここからよ・・・魔法・・・・」
「えっ・・・・」
「美佳さん・・・かわいいよ・・・」
 真由美さんが、わたしの口に唇を重ねる。いきなりのことに私は大きく目を開く。真由美さんの唇はすぐに離れる。でも、真由美さんの甘い匂いが残っている。
「フフ・・・・美佳さん・・・絶対大丈夫・・・」
「うん・・・・」
「はやく行ってあげて・・・時間もあんまりないし・・・」
「はい・・・・」
 私は真由美さんに背をむけて、大和さんの方へ早足で向かった。時計を見ると9時まで、あと30分だった。

 わたしは席にもどる。もう、大和さんと聖さんは戻っている。
「あ・・・ごめん・・・長すぎた?」
「うぅん・・・わたしも化粧室いってたし・・・・」
「ちょっと心配したんだぜ。誰かにつれていかれたのかなっって・・・美佳さん、かわいいし・・・なぁ・・大和・・・」
「うん・・・・・」
 わりと饒舌な聖さんと無口な大和さん。対照的・・・。
「美佳さん・・・でも、なんかさっきと雰囲気ちがうくない・・・」
「うん・・・・ちょっと・・・」
 チラチラと大和さんを見る。気づいてくれてるかな?大和さんも時々わたしを見る。
「なんか・・・明るくなった感じ。すごい、かわいいよ・・・さっき大和とあんな約束するんじゃなかったなっ。」
 どんな約束?胸がドキドキする。
「聖!」
「あのね・・・・美佳ちゃんに手を出さないってこと・・・それからアシストするって・・・」
「聖っ!」
 えっ・・・そうだったの?私はチラッと大和さんを見る。大和さんは真っ赤になって目を逸らす。その仕草がすごくかわいい。ますます胸がキュンって締め付けられる。
「こういうの口に出したほうがいいんだぜ・・・ねっ・・・美佳ちゃん・・・」
 ウインクする聖さん。
「でも・・・もうすぐ9時だね・・・」
 そう、9時・・・・どうしよう・・・・。
「うん・・・・」
「美佳さん・・・どうするの?」
「えっ・・・・」
 いきなり言わないで・・・・まだ心の準備なんてできていない。大和さんと一緒にいたいが50パーセント、やっぱだめが40パーセントあとの10パーセントは見られて虐められたいっていうMの欲望・・・。いるのほうが勝ってるじゃん。でも、わたしから残りますなんて言えないよ。黙り込むわたし・・・。
「ほら・・・大和・・・」
 聖さんが大和さんを肘で押す。
「あっ・・・わかったよ・・・聖・・・・言うよ・・・」
 もう、大和さんは真っ赤になってる。
「美佳さん・・・・」
「うん・・・・」
「俺・・・・美佳さんにいてほしい・・・10時までだけでも・・・」
 わたしの気持ちが残るの方へ急に傾く瞬間。大和さんの顔を勅旨する。大和さんの真剣な視線。
「うん・・・でも見られちゃうんだね・・・全部・・・」
 上目遣いにチラッと大和さんを見る。
「うん・・・でも・・・」
「大和さんだけじゃないよ・・・聖さんにも・・・他の人にも・・・」
 言ってるだけで、アソコが痺れてくる。
「大和なら・・・大丈夫だよ・・・・前の彼女もそうだったし・・・・」
「えっ・・・」
「聖・・・そんなこと・・・」
「こういうの隠してもしかたないんだよ。大和・・・。恋愛ってね。自分をストレートにぶつけるのが一番なんだ・・・。テクニックとか、そういうのじゃ美佳さん・・捕まえられないよ。」
「うん・・・・そうだな・・・聖・・・」
 大和さん?前の彼女って・・・・。
「俺・・・露出とかさせるの・・・好きなんだ・・・恥ずかしがるのかわいいから・・・」
「あっ・・・そうなんだ・・・」
 聖さん、ここまでストレートだと引いちゃうよ・・・。
「でもね・・・美佳さん・・・・」
 聖さんがわたしの顔を覗き込む。さっきまでのふざけた感じじゃない。すごく真剣な瞳。さっきまでが軽そうだっただけにすごく引き込まれる。
「こいつ・・・真剣なんだ。たしかにSだけど・・・俺と違って・・・まだつきあった子っていうか・・・調教した子は一人だけなんだ。いろいろあって別れたけど・・・すごく一人の女を愛するタイプなんだ・・・・」
「うん・・・・」
「大和の気持ち・・・すごく真剣だよ。だから、俺からも頼む。大和ともう少しだけでも一緒にいてあげてほしいんだ・・・・」
「うん・・・・いいよ・・・・」
 自然にわたしの口からこぼれる言葉。
「ありがとう・・・変なことにならないよう俺たちが守るから・・・大丈夫・・・」
「うん・・・・」
 にっこり微笑む聖さんにわたしも緊張した微笑みを返す。
「ありがとう・・・・美佳さん・・・」
 大和さんも私を見てうれしそうに微笑む。でも、現実的に考えるとここで全裸になるんだ。もう、後戻りできない・・・。そう考えると、下半身がジーンと痺れる。会話が止まる。心臓のドキドキ言う音が聞こえるような気がする。
「そろそろ時間です・・・どうしますか・・・」
 黒服の男の人がわたしに問いかける。
「わたし・・・のこります・・・」
 もう、心臓が飛び出そう・・・涙が溢れてくる。脚がガクガクと震える・・・。
「そうですか・・・では、ここに脱衣籠を置いておきます。脱ぎ終わったら、声をかけて下さい。衣服やアクセサリーは店のほうで責任を持って保管いたします。」
 すごく事務的に男の人は脱衣籠を置いて、また他の女の人の方へ行く。わたしは、潤んだ瞳で男の人から大和さんに目を写す。大和さんは、そんな私に心配そうな視線を投げかけた。
  1. 2006/06/28(水) 22:13:21|
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The Sweet Jewelry20


 私は嗚咽を上げる・・・聡史が後ろからギュッと抱きしめる。聡史の暖かさが背中に伝わる。肩から前に回された手。その手に私の涙が落ちる。包み込むように聡史とこうしていること・・・それは夢にまで見たことがあるくらい。でも。こんな形で、聡史は普通に服を着ている・・・想像さえしなかったことがリアルに起きている。それに、さっきの放尿・・・その時に聡史の厳しい瞳。わかんない・・・聡史が何を考えてるか。普通でも無口な彼が一段と言葉を発しない。さっきの厳しい聡史と痛みを分かち合うように抱きしめてくれる彼・・・その間にどんな理由があるのかわからない。
「あの・・・・聡史・・・・」
「うん・・・・」
「これからどうなるの?」
「うん・・・・直美を奴隷にする・・・」
「どうして?」
「・・・・好きだから・・・・」
「えっ・・・・・」
「・・・・・」
「でも、もう奴隷だよ・・・聡史・・・こんなふうにされて・・・・」
「・・・・直美の心まで俺のものになるまでだよ・・・・」
「え・・・心まで?・・・」
「うん・・・そうしないと直美の心が救われないんだ・・・・」
「わかんないよ・・・・」
「直美の過去のこと聞いたんだ・・・」
「えっ・・・・」
「ひきこもってたこと・・・それから・・・・」
「誰に・・・・」
「マスター・・・・」
 マスター・・・親から聞いたのかな・・・・ここではたらくようになったの親がとりあえずって勧めたから・・・もう、心配かけたくなかったから。
「マスターが調べたって言ってた・・・」
「どこまで知ってるの?」
「レイプ・・・それも一晩中・・・・」
「わかった・・それ以上いわないで・・・・」

「・・・・」
「わたし・・・汚れちゃったんだよね・・・だから恋愛じゃなくて調教?」
「違う!直美は直美なんだ!」
 語気を荒げる2人。
「俺は・・・直美のこと好きだから・・普通に愛せない・・・・」
「・・・・・」
「もし、直美の心が開かなかったら全部俺が責任をとる・・・だから・・・」
 涙声の聡史。こんな聡史初めて・・・・。
「俺にすべてを預けてほしいんだ・・・直美は俺のすることを受け入れてくれるだけでいい・・・」
「うん・・・・・」
 こんな真剣な聡史って初めて・・・それに聡史の思いが暖かい胸板を通じて伝わってくる。ドクン・・・ドクン・・・。聡史のこころの音。聡史の言ってるのがうそじゃないってわかる。男性って信じられないって思っていた。でも、決めた・・・聡史を信じてみようって・・・・。
 わたしは、聡史にもたれるように身体を預けた。聡史はその私の意志をわかったよって言うようにギュッと強く抱きしめた。


車の中。途切れ途切れに聞こえてくる直美さん達の会話。くわしくはわからないけど、直美さんもわたしと同じようにトラウマを抱えているのがわかる。でも、聡史さんの思いつめたな顔・・・直美さんを真剣に愛しているのが伝わる。直美さんも聡史さんのことが好き。でも、こんな形で・・・わたしにはわからない・・・たぶん・・・直美さんにも・・・・。
 でも、私は何故?主人はマスターと親友だって言ってた。それがなぜ?こんなこと・・・。
「マスター・・・・」
「うん?」
 ビールを飲んでいたマスターが振り返る。
「わたしは・・なぜ?」
「あっ・・・そういうことか・・・」
「あの人と親友なんでしょ。その妻のわたしにどうしてこんなこと・・・・」
「ハハ・・・こんなエロい身体の人妻がいたらこうするしかないよな・・・」
「本当にそれだけなの?」
「・・・・・」
 マスターの表情が真剣になる。
「この前、あいつと飲んだ・・・・」
「うん・・・・」
 やっぱこの人知ってるのかも。
「それで、あいつ・・・すごく悩んでるって・・・おまえのことでだ・・・・」
「あっ・・・・」
 マスターのビールを握る手が震える。そしてアルミ缶をつぶしそうなくらい強く握り締める。
「俺とあいつは親友だ・・・・いまもな・・・・」
「・・・・・」
「最近・・・あいつに冷たいそうじゃないか???」
「それは・・・・」
 そう、私は彼に辛く当たっている。それは、わたしなんかと別れて別の人にしたほうがいいってこと。あの人はいい人だから・・・幸せになって欲しい。そのためには私なんかに縛られてちゃだめなんだ・・・。
「二言目には別れ話らしいな・・・・」
「・・・わたしとなんか別れたほうがいいよ・・・・」
「あいつは・・・もう終わりだっていってた・・・だから・・・」
「だから?」
「俺が一肌脱ぐことにした・・・」
「わたしを調教して・・どうするの?あの人・・・あきらめてくれるの?」
「わからないが、お前を調教してある男に引き渡す・・・俺の仕事はそこまでだ・・・あとはその男にまかせるしかない・・・・」
「・・・・・・」
 最近、よく店に来る初老の紳士を思い出す。黒塗りのベンツに乗ってお店に来て、マスターと裏で何か話して帰っていく。その時の私を見る目・・・ゾッとするほどの厳しい目を思い出す。まるで、人間じゃなくて、そう・・・鑑定する目・・・その冷たい視線が身体を舐めるように感じた。一瞬、蛇に睨まれた蛙のように身動きができなくなったのを覚えている。もしかして・・・。私は不安そうにマスターを見る。もう、マスターは何も言わない。わたしは、見ず知らずの人に性奴隷として預けられる恐怖と同時に痺れるような感覚も感じる・・・それはわたしのMの部分であることはわかっている。その焦燥の中、車は目的地に向かって走り続けた。
  1. 2006/06/24(土) 08:03:14|
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ONE NIGHT STORIES08


 それから、わたしと大和くんの間のガラスの壁がとれたみたいに普通に話し始める。会社のこと、趣味のこと、恋愛のこと。大和くんはそんなとりとめもない話を真剣に聞いてくれる。だんだん、わたしと彼との距離が近づいていく。なんかここがSMバーだってことは忘れてしまうくらい・・・。
「そうなんだ・・・」
 わたしの目を見て微笑む大和くん・・・。その端正な顔を見てると、抱かれても・・・うぅん・・・奴隷にされてもいいって思ってしまう。
「うん・・・でもつまらないよねっ・・・わたしの話って・・・・」
「そんなことない・・・まわりに美佳さんみたいな子いないから・・すごく新鮮だよ。」
「うん・・・ありがとう・・・・」
 潤んだ瞳で大和くんを見つめる。こんな人に調教されたら・・・そんな妄想が頭の中を駆け巡る。鞭で打たれ、縛られ、そして大和くんに貫かれるわたしを想像してしまう。もうわたしは大和くんに身体を寄せてもたれるようにしている。お酒はのんでないけど、彼の雰囲気に酔ってしまう。その、二人の世界を破るように明るい声・・・。
「わりい・・・おくれちゃった・・・・」
 顔を上げると、大和くんとはまた違った美形。うん、もっとワイルドな感じ。そして、わたしの横に座る。大和くんと彼に挟まれるような位置。交互に彼らを見る。
「おそいよ・・・聖・・・」
 聖さま????
「ちょっと手間取っちゃって・・・」
「まあ・・・いいけど・・・もう8時半だぜ・・・」
「ところで真由美さんは?」
 大和くんが指でむこうのソファーを示す。そこには数人の男性に囲まれた真由美さん。
「なんかよびだされたんだけど・・・会わせたい人がいるとか・・・・」
「それなら・・・俺が紹介するよ・・・」
 大和くんがわたしの顔をいいって言うように見る。わたしは小さくうなづく。
「こちら・・美佳さん・・・」
「あっ・・・そうなんだ・・・・」
 聖さまがわたしの顔を覗き込む。そして微笑む・・・甘いマスク・・・大和くんがいなかったらもうイチコロだったかも・・・。
「あの・・・美佳です・・・・いつも真由美さんのブログ見てます・・・」
「もしかしてMIKAさん???」
「はい・・・・」
「コメントとかよく書いてるね・・・・」
「うん・・・・」
「聖です・・・よろしく・・・・」
 聖さまが手を出す。そして私の手をつつむ。
「わたしも・・・よろしくおねがいします・・・」
さすがカリスマホストって感じ。第一印象が違う・・・大和さんがいなかったらクラッってきてたかも・・・。
「でも・・・かわいい子だねっ・・・」
「ちょっと・・・聖・・・・・話あるんだ・・・・」
 大和さんが指でむこうをさす。大きな手・・・やっぱかっこいい。
「わかった・・・・あとでねっ・・・・」
 大和さんと聖さまが向こうへいく。聖さまが振り返ってウインクする。ぜんぜん嫌味な感じがしない。壁際で話す・・大和さんと聖さま・・・。何はなしてるんだろ・・・・。わたしもこの間に化粧でもなおそうかなっ・・・・。わたしは、2人を横目で見ながら席を立った。
  1. 2006/06/21(水) 23:04:59|
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The Sweet Jewelry19


 くったりとして、わたしたちは抱き合っていた。車の揺れも心地いいように思える。直美さんも魂が抜けたようにわたしにしがみついている。でも時々モゾモゾと身体を動かす。
「マゾの上にビアンかよ・・・まったく・・・・変態のデパートだな・・・」
「あらっ・・・いいものをみせてもらったわ・・・・わたしもゾクゾクしちゃった・・・」
「ひとみもビアンだからな・・・・」
「うん・・・わたしもお願いしたいくらい・・・上手だったわ・・・・」
 彼らの会話を聞いている。でも、もういちいち反応しない。
「まあ・・・ちょっと休憩だな・・・・」
 テーブルにペットボトルのお茶が置かれる。わたしは、すこし口を潤すためにそのままの姿勢ですこし上体を起こして、お茶に口をつける。でも、直美さんは動かない。もじもじしながら汗を浮かべている。
「どうしたの?」
「うん・・・あの・・・・」
「うん・・・・」
「おしっこ・・・・・」
「あっ・・・・わたしが言ってあげる・・・」
「あの・・・・・」
「なんだ・・・・」
「トイレ行かせて・・・休息でしょ・・・・」
「そうねっ・・・・高速おりたらできないし・・・ここらへんでいいかもねっ・・・・あなた・・・次のサービスエリアに入って。」
「OK! あと、5キロくらいのとこだな。」
 和馬がカーナビを見ながら言う。あと5キロ・・・だいたい10分くらいかな。
「次のサービスエリアだって・・・・」
「うん・・・・・」
 直美さんの尿意はすごく限界みたい。男の人はどうかわかんないけど・・・突然襲ってくる感じ。そして男の人ほどがまんできないって言う。直美さんのモジモジが大きくなる。わたしも、つられるように尿意を感じ始める。
「もう・・少しだから・・・・」
「車の中でやりやがったら承知しないぜ・・・フフ・・・・」
 わたしはマスターを睨む。でも、ここで止めてもらうわけにも行かない・
「もれちゃう・・・・あっ・・・あん・・・・」
 直美さんの弱弱しい声。
「他のこと考えて・・・・もう少しだから・・・・」
 直美さんをきゅっと抱きしめる。そして、車がスピードを落とし、左にカーブしていくのがわかった。わたしと直美さんは安心したように、顔を見合わせた。


「あの・・・服・・・・・」
 車が止まる。もう限界。
「えっ・・・・あ・・・そうだね・・マスター何か着るものかして」
 途切れ途切れの言葉を美奈子さんが通訳してくれる。
「あぁ・・・もれちゃうよ・・・早く・・・・あぁ・・・・」
 油汗が浮いてくる。もう身体を少しでも動かしたらもれちゃいそう。
「しかたねぇな・・・聡史・・・・つけてやれ・・・・」
 聡史が何かを取り出す。カチャカチャという金属音。そして、赤い皮製品・・・・。首輪だってわかる。そんなのやだよ・・・。
「直美・・・首を上げて・・・・」
 でも、逆らえない・・・・首を上げる。聡史の手が私の髪の毛をまとめる。そして首に革製品が巻きつき、髪の毛が下ろされ締められる。そして前に回された金具に鎖がつけられる。
「あっ・・・そんな・・・・」
「似合ってるぜ。直美・・・・犬みたいに4つんばいでするんだな。」
 マスターが笑いながら言う。こんな格好で外に。
「大丈夫だ。駐車場の端の方に止まってる。まわりに車はない。」
 聡史が言う。そんな問題じゃない。でも、スライドドアが開けられる。外からの風を感じる。鎖がひっぱられ、聡史がステップを降りる。
「ほら・・・はやく出るんだ。」
 聡史は周りを見ながら、わたしを促す。
「あぁ・・・いやっ・・・・」
「早く出るんだ・・・限界なんだろ・・・・」
 マスターが後ろから、鞭を当てる。
「ひっ・・・・あぁ・・・・」
 私はのろのろと後ろ向きにステップを下りる。早く済ますしかない。足にアスファルトの感触。靴さえ許されないわたしの境遇を自覚する。降りたところで、おしっこのポーズをする。
「そこでしたら迷惑だろ。それに牝犬は4つんばいでするんだろ。」
 オシリに聡史が先の割れた鞭を当てる。
「あぁ・・・・ごめんなさい・・・・」
 4つんばいになって聡史にひかれるまま歩く。ひざがザラザラの路面とこすれて痛い。外の風を身体で感じる。だれも見ていないって・・・でも・・・誰が来るかわかんない・・・。その不安が痺れるような羞恥を煽る。
「この辺でいい。見ててやるから・・・・」
「あぁ・・・・・」
 恥ずかしそうに聡史を見上げる。でも、厳しい表情は変わらない。まるで本当にペットの調教をしているみたいな厳しく優しい目。
「足を広げるんだ。かかってしまうぞ・・・」
「あぅ・・・・」
 言われたとおり足を広げる。聡史が後ろに廻る。聡史の視線を感じる。でも・・・もう我慢できない。チョロ・・・・少し・・・漏れる。
「あぁ・・・・」
 その少しが呼び水となって、ながれがだんだん強くなっていく。そうなってしまったらもうとめられない。シャー・・・・恥ずかしい音を出しながら・・・人間として見られたくない姿を晒し続けるしかない。しぶきが足にかかる。でも緩めることもできない。
「あっ・・・あぁ・・・・見ないで・・・クスン・・・・」
 情けない声を上げ震えながら、わたしは放尿を続けるしかないのだった。


 クスン・・・クスン・・・・。直美さんのすすり泣く声。聡史が後ろから抱えている。たぶん犬のような放尿をさせられて、また何かが壊れたんだと思う。でも、わたしには何もしてあげられない。
「美奈子はどうするんだ・・・・」
 そう、わたしも少し尿意を覚えていた。でも、今すぐってわけではない。
「もう・・・あとは寄らないぞ・・・・」
「あの・・・します・・・」
 あと何時間かわからない。それにここでやっとかないと・・・後でとかいったらどんな風にさせられるのか想像もできない。
「じゃあ・・・おまえもだ・・・・」
 首輪が巻かれる。わたしは黒い首輪。首全体を覆うくらい太くて、犬用というより人間用につくられたもの。皮に金属が打ち込んであってその部分がつめたい。奴隷になったって気分にさせられる。鎖が繋がれると、直美さんと同じように引っ張られる。
「あっ・・・・引っ張らないで・・・・」
 聡史とちがって乱暴だ。わたしは、引っ張られるままに表に出される。駐車場の端のほうといっても、遠くに人が見える。気づかれちゃうよ。身体が震える。それに、じかにアスファルトを感じる。ざらざらして痛い。
「ほら、お前はこっちだ・・・・」
 直美さんとは反対の方。そして、車から離れた植え込みの影。そんな・・・・・。
「ほら・・・ここでするんだ・・・・」
「あぁ・・・・」
 私はお尻を下げて、足を開く。足にかからないようにだ。
「ほら・・・ケツをあげろ」
 マスターが平手でお尻を叩く。そのスパンキングを受けておしりを上げる。
「ほら・・・していいぞ・・・・」
 ピシャピシャと軽くお尻を叩かれる。
「本当に人妻のお尻っていやらしいな・・・・」
 わたしはあそこに力を入れる。でも羞恥のせいかなかなか出ない。
「はやくしなっ・・・誰かくるかもしれないぞ・・・・」
「あぁ・・・待って・・・・」
 チョロ・・・・おしっこが少しでる。それから、その流れは少しきつくなっては止まる。でも、尿意は治まらない。また、出しては止まる・・・マスターにおしりを叩かれながら、嘲笑を受けわたしは羞恥のすべてを晒し続けた。
  1. 2006/06/15(木) 22:17:37|
  2. SM小説|
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