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悪夢の館(SM小説)

ミディアムテイストの被虐小説をアップしていきます。 それでは・・・淫靡な妄想の世界におつきあいください・・・・

ONE NIGHT STORIES 2ND SEASON (4)

4
 料理を食べながらいろいろなお話をした。でも、真由美さんは聞き上手っていうか、自分のことになるとはぐらかすくせに、わたしのことだけがあからさまになっていく。昔遊んでた時の事・・・今の仕事のこと・・・学生の時のこと・・・元彼のこと・・・そしてSMに興味があること・・・・。喋る度に心が軽くなっていくような気がする。誰にも話せないことを真由美さんが聞いてくれる。目の前のお料理がだんだん減っていく・・・。なんかすごく心地いい・・・・。
「それでどういうのに興味あるの・・・」
「えっ・・・・」
「縄とか鞭とか・・・・」
「あっ・・・縄で縛られるのは興味あります・・・」
「そうなんだ・・・・」
「どんな感じなんですか・・・痛いとか・・・」
「うん・・・どういったらいいのかな・・・・」
 真剣に聞くわたし・・・・。
「なんかフワフワって感じ・・・きつく抱きしめられるのと似てるかな・・・」
 思い出すように上を見る真由美さん・・・。
「うん・・・それから・・・恥ずかしいのも・・・・」
「見られるの?」
「はい・・・絶対無理だけど・・・外で全裸にされてとか・・・そういうこと考えたことあります・・・・」
「うん・・・ドキドキするのね・・・・」
 恥ずかしいことを口にして照れてしまう・・・。でも、本当はもっとすごいことを妄想してる。バイブ・・・蝋燭・・・浣腸・・・でもそこまでは言えない。
「じゃあ・・・そろそろ始めようか・・・」
「えっ・・・・」
 ドキドキしながら真由美さんを見る。いたずらっぽい瞳で微笑む真由美さん。
「でも・・・一つ条件があるの・・・・」
 耳元でささやかれる。それだけでポワンってしてしまう。
「えっ!」
「お部屋とってあるんだけど・・・ここで裸になってほしいの・・・出来るよね・・・」
「あぁ・・・そんな・・・みんないるよ・・・・」
 考えただけで頭の中がぐるぐるする。
「一種のテストかな・・・これくらいできないと・・・」
「あっ・・・でも・・・・・」
「できないの!じゃあお話だけにしようか!」
 ちょっといらいらしたように言う真由美さん・・・。
「あぁぁ・・・ごめんなさい・・・脱ぎます・・・・」
 真由美さんの語気に怯えるように返事をしてしまう。しまったって思ってももう遅い。真由美さんの顔がさっきの優しい顔に戻る。
「うん・・・いい子ね・・・じゃあそこに立って・・・」
 脚を組む真由美さんの正面に立つ。それだけで脚が萎えそう・・震えてしまう。
「まず、下着から脱ごうか・・・」
「はい・・・」
 スカートの中に手を入れる・・・そしてストッキングと下着にまとめて指を入れる。おしりから剥がすように降ろしていく。それからふともも・・・上体を折り曲げて・・・足首まで下ろすと・・・ヒールを脱いで片足づつその縮んだものを抜き取る。あそこが外の空気に触れているのがわかる・・・スカートの中でだけど・・・これだけで心臓が飛び出そう。下着とストッキングを分離してたたんで椅子の上に置く。
「下着を見せて!」
「えっ・・・・」
 わたしは戸惑いながらも下着をわたす・・・それを指で広げる・・・・。
「えっちな下着ね。それに真ん中に大きな染みがついてるわ・・・」
「あっ・・・見ないでください・・・・」
 でも・・・わたしの言葉が聞こえないように下着を裏返して拡げる。わたしがみても染みがわかるくらいに・・・。
「エッチなこと考えてたのね・・・フフ・・・」
「あぁぁ・・・・」
「ちゃんと答えなさい!」
「あっ・・・はい・・・・」
「いやらしい子・・・・」
「あぁ・・・・」
 恥じるように下を向く。自分がすごい恥ずかしい子のような気がする。でも、それを詰られると身体が痺れるみたい・・・。
「そんなエッチな子に服なんていらないわね・・・」
「あっ・・・ごめんなさい・・・・」
「いらないんだよね!」
「はい・・・いらないです・・・・」
 真由美さんの声が大きくなると、わたしは怯えてしまう。
「じゃあ・・・脱ぎなさい・・・」
「はい・・・・」
 背中に手を回して、ファスナーを降ろす。両手を抜くと、服が腰まではだける。まだ胸はブラが守っているけど・・・裸になる不安さが増してくる。だんだん、周りに人が集まってくる。視線が肌を刺すみたいに感じる。許してっていうように真由美さんを見る。
「あぁ・・・もう無理・・・恥ずかしすぎます・・・」
「じゃあ、やめようか・・・もう着てもいいよ・・・」
 突き放すような言葉。そんな・・・・。
「テストっていったでしょ・・・こんなことも出来ないなら帰ったほうがいいよ・・・」
「あぁ・・・でも・・・・わたし・・・・」
 悲しくなる・・・相当な覚悟でここに来たのに・・・涙が滲んでくる・・・・。そのまま、手は腰のベルトを外す・・・・。服をひっぱって下に落とす。同時にアソコの部分を手で隠す・・・・。時々、無言でわたしを見る真由美さんをチラチラみながら・・・でも真由美さんの表情は変わらない。右手を後ろに回してブラを外す・・・落ちそうなブラをすばやく抑えるように胸を隠す・・・そのまま、ブラだけを床に落として全裸になる・・・でも胸とアソコは隠している・・・身体をすこし前に折り曲げるようにして恥ずかしさに耐える。周りの男の数が増えている。あぁ・・どうしよう・・・真由美さんを見る・・・真由美さんの表情がやさしい笑みに変わる。
「えらいよ・・・・」
 立ち上がる真由美さん・・・そしてわたしの髪を撫でる。顔がわたしに近づく・・・自然に目を閉じるわたし・・・柔らかくて甘い香り・・・唇に当たる柔らかいもの・・なんかすごく嬉しく感じる。涙がこぼれるぐらい・・・・。
「へぇ・・・綺麗な子だね・・・30歳くらいかな・・・」
「まだ、初めてなんだ・・・今日はオークションかな・・・」
「脱ぐだけでこんなにいやらしい表情になるなんて真性のマゾかもしれないな・・」
「すごいスタイルはいいな・・・」
 キスをしながら、回りの男達の言葉に耳を傾ける。わたしの身体や容姿を褒める言葉。
「ほら・・・みんな美月さんのこと・・・調教したいみたいよ・・・どうする?」
「あっ・・・だめ・・・そんなの・・・・」
 甘えるような声。身体をたくさんの視線が舐めている。その視線に感じてしまう。それから、頭の中ではもう複数の男性に陵辱され始める。あそこに当てた手にぬるっとしたものが垂れてくるのがわかる。
「わかった・・・・」
 真由美さんはそう言うと周りの男性に妖しく微笑む。
「綺麗な子でしょ・・・でも今日はわたしの獲物・・・・そうだよね・・・」
「あっ・・・はい・・・・」
 真由美さんの獲物・・・・淫靡な言葉の連続に頭がぼーってなってくる。
「しかし・・・ビアンってわけでもないんだろ・・・これからって感じだし・・・」
「そうだな・・・いいマゾ奴隷になりそうだな・・・」
「真由美さんに調教されたらはまっちゃうな・・・この子・・・・」
 男達の言葉に反応してそっちをみる。年配の男たち・・・若くても30代後半って感じ。でも、会社の男達とちがってみんな垢抜けてる。チョい悪親父って感じだ・・・そして視線がわたしを犯し始める。それを感じると、敏感な部分が火で炙られたように熱く感じる。思わず真由美さんの後ろに隠れるようにする。
「じゃあ・・・行こうか・・・」
 真由美さんに黒服の男が鍵をわたす。わたしに微笑んで立ち上がる真由美さん。そして、歩き出す。わたしはその後を付き従うように歩く。そのおしりや背中に淫靡な視線を感じながら・・・顔を真っ赤にして歩く。そのわたしを大丈夫っていうように時々振り返る。その視線にすがるようにして私は薄暗い廊下を歩き続けた。
  1. 2007/02/27(火) 22:10:38|
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ONE NIGHT STORIES 2ND SEASON (3)

3
 お店にはいると黒服の男が近寄ってくる。
「いらっしゃいませ・・・誰かのご紹介ですか?」
 笑顔でわたしに問いかける。でも、目はわたしを品定めするような目だった。
「ええ・・・真由美さんの・・・」
「そうですか・・・美月さまですね・・・」
 彼の緊張がとける。わたしも大人の微笑みを返す。周りを見回すとアメリカの映画に出てきそうな落ち着いたつくりのバーって感じ・・・。ちょっと圧倒されてしまう。コートを恭しく受け取る黒服の男・・・・。
「まだ真由美さまはお見えになっておりませんが、あちらでお待ちねがいますか?」
「えぇ・・・・」
 カウンターの一角に案内される。そして、スカートを抑えてスツールにすわる。目の前には蝶ネクタイの男の人。
「ここはフリードリンクになっております。なんでも好きなものをお頼みください・・・」
「えぇ・・・・・」
 目の前のメニューを見る。お酒の名前はあんまりわかんない。どうしようかな・・・。その不安を察知したのかカウンターの中の男は微笑む。
「なんでしたら・・・お任せねがえますか・・・」
「えっ・・・・」
「イメージだけ教えていただければ・・・」
「ええ・・・じゃあ・・・甘くてあんまり強くないのがいいです・・・」
「わかりました。」
 初老の男は頭を下げると、作業にかかる。いろいろなフルーツを絞り、シェーカーにお酒を入れて振る。その仕草が長年この仕事をやっている年季みたいなものを感じさせる。そして、目の前に置かれる赤いカクテル。ルビーのような色。そのグラスがダウンライトを浴びて宝石のように輝く。飲むのがもったいないくらい。
「どうぞ・・・・」
 わたしはそれに口をつける。本当にイメージしたとおりの味。びっくりしてバーテンを見る。彼はわたしを見て微笑むだけだ。それを飲みながら真由美さんを待つ。時々、他のお客がわたしの方をチラッと見る。むき出しになった太ももに視線を感じては手で隠す。
 その時、ドアが開いて・・・一人の女性がお店に入ってくるのが見える。毛皮のコートを黒服に手渡して赤いドレス姿になる・・・。そして、こっちに歩いてくる。もしかして真由美さん???。じっとその女性を見る。男達の様子がかわる。みんな視線を移す。その周りにスポットライトが当たったみたいな感じ・・・。そして、男達が話しかけると、それに微笑みながら歩く。綺麗な人・・・なんか住む世界が違うって感じ・・・昔の貴族の女の人ってこんな感じだったのかな・・・そんな風に思ってしまう。
 その女性がだんだん近づいてくる。そして目があう。わたしは小さく会釈をする。たぶん真由美さんだ。ドキドキが強くなる。変な想像・・・いままでは漠然とした想像だったが、それが具体的な妄想となる。約束をしてから今日まで何度も想像上の真由美さんに調教されてきた。ひとりのお部屋で自分を慰めたこともある・・・。それが現実に近づいている。お酒で喉を潤しているのに、喉が渇く感じがする。
「美月さん?」
「はい・・・・」
 立ち上がってしまう。そして、じっとやさしい微笑みを見つめる。電話で聞いた声・・・声だけは自信あるとか言ってたけど声だけじゃない。
「真由美です。はじめまして・・・」
 小さく頭を下げる真由美さんにすごく恐縮してしまう。
「あの・・・美月です・・・・よろしくお願いします・・・・」
 声が震える。なんでかわかんないけど、そういうオーラを真由美さんに感じる。
「うん・・・よろしくね・・・」
「はい・・・」
「でも・・・思ったよりかわいいわ・・・」
「えっ・・・そんなことないですよ・・・わたしなんて・・・」
「もっと自信を持ちなさい・・・ほらみんなあなたを見てるわよ・・・あなたを調教したい・・・彼らの顔に書いてある・・・」
「そんな・・・・」
 ドキドキが強くなる・・・ブログの真由美さんみたいにいろいろな男性に身を奉げるわたし・・・。
「さっきからあなたのことばかり聞かれてるの・・・・」
「えっ・・・・」
 まわりを見回す・・・・。何人かの男性と目があってしまう。
「じゃあ・・・とりあえず座りましょ・・・」
「はい・・・・」
 さっきの席に座る。真由美さんが隣にすわると、すっとバーテンが真紅の飲み物を置く。
「ありがと・・・」
 真由美さんの手がシャンパングラスを持ち上げる・・・。わたしもグラスを持ち上げる・・・。
「じゃあ・・・乾杯・・・」
 わたしのかざすグラスに真由美さんのグラスがぶつかる・・・。そして少し口をつける。じっと真由美さんを見てしまう。でも、ブログに書いてあるようなことをしている人に思えない。
「今日はメールで言ったとおりでいいの?」
「えっ・・・・」
「わたしと2人っきりで・・・」
「えっ・・・はい・・・・」
「そうなんだ・・・この中の男性ならだれでもあなたに付き合ってくれるとおもうけど・・・」
 いたずらっぽく微笑む真由美さん・・・・。
「あ・・・でも怖いです・・・・」
「でも興味あるのね・・・」
 コクンと縦に首を振る。なんか普通のつっぱってるわたしじゃなくて素直に反応できる。なんか真由美さんワールドに落ちていく自分がわかる。
「夕食まだでしょ?」
「はい・・・でもドキドキして・・・・」
「ここはお料理もおいしいの・・・」
 蕩けるような笑顔でわたしを見る。その笑顔に目を伏せる・・・女のわたしでもこんなにドキドキする笑顔・・どんな男の人でも虜になっちゃうよ。そう思う・・・・。
「じゃあ・・・適当に頼むねっ。いろいろお話しよう・・・美月さんのこともっと知りたいし・・・」
 真由美さんは黒服の男にメニューを開いて何か指示をする。その横顔を見ながら、淫靡な妄想が強くなるのを感じていた。
  1. 2007/02/24(土) 18:28:45|
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ONE NIGHT STORIES 2ND SEASON (2)

2
 金曜日の6:00・・・もう更衣室はガランとしている。部下たちは我先に競って帰り支度を始める。そして、その混雑の後・・わたしは更衣室に入る。いつもは混雑を避けるため・・・でも今日は別の目的があった。そう・・・ここで着替えなくてはならない。こんなところあんまり見られたくない。でも、まだ残っている子いるかも・・・ロッカーのドアの影に隠れるようにして、スカートに手を入れる。そして、ストッキングの上から指を滑り込ませる。下着にも滑り込ませ、下に降ろしていく・・・。お尻から太もも・・・。アソコに張り付いたようになっている下着を剥がす。そう、今日は朝からそのことばかり考えていた。そして下着を何度も濡らしていたのだった。つま先から抜き取ると、裏返った下着の部分に染みが広がっている。ロッカーの中に一度放り込むと新しい下着を取り出す。黒いレースをあしらったショッキングピンク・・・前の部分が切れ上がって後ろはTバックになっている。何年も履いたことのない下着だった。それに足をとおして引き上げる。そしてスカートをたくし上げて、下着を直す・・・特に毛がはみ出ないように・・・昨日お手入れをしてるから大丈夫・・・でも剃り跡が少し生々しかった。それから、光沢のあるパンストをその上に被せていく。腰まで上げてからよれてるとこがないように整える。脚のラインには自信があった。
 まわりを見回してから、服を取り出す。若いときに着てた服・・・黒のワンピース・・・それもセミボディコン・・身体の線がわかるような・・そして後ろにギリギリまでのスリット・・・制服を脱いでブラを付け直す・・・下とお揃いのブラ・・・横のお肉をカップに詰め込むように・・・胸の谷間を強調する。服に足を通すと上に引っ張りあげる。そして肩紐を通して位置を直す。おもったよりも窮屈な服・・・若いときは抵抗なかったのに・・・すごく恥ずかしい・・・。背中のファスナーを締めるともっと身体がしまるような気がする。後ろを見て下着の線が出ていないか確認・・・。ゴールドのベルトで腰を絞ってロッカーの鏡をみて自分のスタイルを確認する。ひさしぶりだ・・・こんなエロい格好・・・ちょっとポーズを取ってみる。そのままメイクを直す・・・完全にやり直す暇なんてないけど・・・すこし派手目にアイラインを決めてみる・・・。それからリップを直して・光沢のあるグロスを重ね塗りする。髪の毛を解いて手櫛で整える・・・うん・・・まあ完璧だ。
 そのときドアの音が鳴る。慌ててコートを羽織るわたし・・・。
「黒田主任!」
 ちょっとアニメ声・・・斉藤裕美だ・・・。他の子はわたしを避けようとするけど、この子だけはなついてくる。
「えっ・・・斉藤さん・・遅いのね・・・」
 気合のはいったメイクがばれないように裕美の方を向かないで話す。
「うん!メールしてたら時間わすれちゃって・・・・いろいろな友達に・・・主任にも入れたんだよ・・・」
「えっ!」
 携帯を確認する。「ごめんなさい」という題のメールが入っている。開けると絵文字だらけでなんかわからないメール。でも、今日のミスを謝るメールみたい・・・・。気持ちは伝わるけど・・・このメールはないよ。本当に天然な子・・・。クスッと微笑んで裕美の方を見てしまう。
「いいよ・・・でも同じミスはしないでね。」
「はい!」
 泣きそうな顔が一瞬で晴れる。嬉しそうに私を見る。でも、いつも私を見る表情に違和感を感じる。それがなんなのかわからないけど・・・。
「でも、主任、今日はデートですか?」
「えっ?」
「なんかいつもとメイク違うし・・・」
「うぅん・・・ちょっとね・・・・」
 この子、仕事は鈍いくせにこういうことはすぐに気づいてくれる。
「やっぱ・・主任って美人だし・・・彼氏いるんだ・・・」
「違うよ。みんなに言わないで・・・ちょっと友達とあうだけだから・・・」
「そうなんだ・・・」
 意味ありげな笑いを浮かべる裕美。そして照れたように赤くなってしまうわたし。いつもと立場が逆転してしまう・・・。
「うん・・・いいよ・・じゃあ秘密・・・」
「うん・・・じゃあ先に帰るわ・・・・」
 わたしはバックをとり、ごまかすように急ぎ足で更衣室をでた。
  1. 2007/02/19(月) 13:18:04|
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ONE NIGHT STORIES 2ND SEASON (1)


 仕事を終えてマンションに帰る。毎日、この繰り返し・・・。そしてストレスだけが積もっていく。
鍵を回してドアを開けると真っ暗な部屋・・・電気をつけてブーツを脱ぐ。ロングブーツを揃えて端に寄せる。片方だけ耳を折ったウサギみたいに倒れる。でも直す元気もない。玄関を抜けると、ありがちなワンルームのお部屋。コートを脱いでクローゼットにかける。寒い部屋・・・エアコンをつけてとりあえずメイクを落としに洗面所へ・・・・。もどってきてもまだお部屋は暖まっていない。テレビをつける・・・ドラマ・・・。でも昔みたいに真剣にみることはない。ぼーっとしながら、コンビニで買ってきたおでんを開ける。最近、食事なんて作ったことはない。キッチンは綺麗に片付いていて生活感がなかった。すごく無機質な感じがする。目の前のドラマに映っているお部屋のように・・・。わたしって何やってんだろっ。

「ねえ・・・また主任に怒られちゃった。」
「なんかいらいらしてるよね。」
「彼氏とうまくいってないんじゃない?」
「えっ・・・彼氏とかいるの???」
「たぶん・・・わりと綺麗じゃん・・それにあんな歳だし・・・」
「えっ・・・20代じゃないの?」
「若作りしてるだけ・・あのメイクすごいごまかしてるよ・・」
「じゃあ・・何歳なの?」
「35くらいじゃない。」
「それで彼氏いなかったら悲惨だよぉ。」
「じゃあ、仕事に力いれるのわかるな。」 
 トイレから出ると彼女たちが囀っている。わざと大きな音をたててトイレのドアをしめる。彼女たちはすこしこちらを見るとコソコソと話をして散っていく。本当に小中学生なみ。成長って言葉を知らない。手を洗ってメイクを直しながらため息をつく。そう、彼女たちはわたしの部下・・・。私たちはメーカーのコールセンターに勤めていた。そして、わたしも入社当時は受付だったが、25歳の時ここに配属されて、もう7年になる。今は主任という肩書きをもらっていた。でも、悪く言えば彼女たちのお守り役・・・課長は若い子になにもいえないし、他の男子社員も彼女たちにやさしい。なんか孤立無援って感じがする。わたしも入社したときはクラブとかで遊びまくってたけど、仕事も真剣にやってたような気がする。

 毎日・・・むかつくことが溜まっていく・・・。シャワーを止めてお風呂から出る。髪の毛を乾かして、パジャマに着替える。テレビを消すととなりのオーディオのスイッチをいれる。流れ出すZARDの曲。今の音楽ってあんまりわからなかった。最近はドリカム・スピッツ・・・そういうのばかり聞いている。それから・・・テーブルの前に座ってノートパソコンのスイッチをつけた。髪の毛を巻きながら・・真由美さんのブログにつなぐ・・・。ここがわたしの隠れ家だった。新しい日記をチェックしてコメントを入れる。昨日のクラブ”ブラックローズ”の様子が書いてあった。わたしの意識だけそこに飛んでいったような感じがする。なんか真由美さんの中に入ってその場を見ているような感じのする臨場感のある文章・・・。その中に浸っていく・・・。今、髪の毛をカールしているのは抜け殻になったわたし・・・・。妄想の時間・・・でも今日はもっとドキドキすることがある。真由美さんにメールしようと思ってるから・・・。この前、ブラックローズに誘われた時の返事・・・・。

こんばんは^^
この前の返事です・・・。
一度ブラックローズに行って見ようと思います・・・大人の社会見学って感じです・・・
でもSMプレイをするかどうかは行ってからでいいですか?
すごく興味あるのとすごく怖いのと半分半分の気持ちです。
もし、プレイするんだったら、この前の約束のように真由美さんと2人きりでっていうのがいいです。
あっ・・・別にビアンとかいうんじゃないです・・・ただ最初から男の人って怖いだけ・・・
今週の金曜日なんかどうですか???
仕事6時には終われると思います。
メール待ってます。

            美月

 打ち込んで、送信のボタンにカーソルを合わせる。もう、ドキドキが限界まで来てる。とくに下半身が痺れるみたい。でも、このままでいいの???自分に問いかける。こんなこと今しかできないよ。震える指・・・縛られる自分を想像する。いつの間にか震える指がボタンを押してしまう。それから、画面が白くなり・・・送信しましたの文字がディスプレイに写し出された。
  1. 2007/02/12(月) 21:46:24|
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次回作(*^-^)

The Sweet Jewelry終わりました。拙い小説を最後まで読んでいただいてありがとうございましたφ(゜-゜=)
ちょっと休憩しようかなっ・・・って思いましたが、やっぱりお得意の見切り発車します。
前の小説もそうだったし、なにもきまらないまま登場人物にすべてを任せます(^▽^)
次回作は「ONE NIGHT STORIES 2ND SEASON」です。テーマはビアンになりそうです。ヽ(^◇^*)/
  1. 2007/02/12(月) 21:07:05|
  2. 日記|
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